第一期モダン『謀神』決定戦振り返り
2021年10月31日 Magic: The Gathering
先日参加した第一期モダン『謀神』決定戦の備忘録。
1週間ほど経って記憶が薄れているため覚えていることだけ簡単に記載する。
決勝戦のG2は反省すべき点がいくつかあったため細かく振り返ろうと思う。
使用デッキは最近愛用している青赤濁浪でリストは添付図の通り。
32人でスイス5回戦後、トップ8によるSEでの開催となった。
青赤濁浪
R1 バント氷雪 先手○○
R2 トライバルズー 先手○××
R3 青黒ライブラリーアウト 先手○○
R4 ヨーグモス医院 先手○×○
R5 ID
32人中7位抜け
SE1 マルドゥバーン 後手×○○
SE2 ヨーグモス医院 後手○○
SE3 4C白日スケシ 後手○××
R1 バント氷雪 先手
G1 7-6→自分-お相手のキープした手札の数
お相手のデッキはコアトル、薄氷の上、シミックカラーの4マナで氷雪パーマネントの数のP/Tにチップで霜のブレスを内蔵したクリーチャーなど氷雪に寄せたデッキ。
お相手の脅威をカウンターしつつラガバン、濁浪でライフを削り切った。
G2 7-7
4マナの霜のブレス内蔵クリーチャーが邪悪な熱気の対処範囲外で着地してしまい2パン圏内だったが神ジェイスを囮に時間を稼ぎ、先にライフを削り切った。
R2 トライバルズー 先手
G1 7-6
ラガバン、濁浪で勝ち。
G2 7-7
2ターン目にドラコの末裔が出てきて対処できず負け。血編みや断片無き工作員の続唱もかなり厳しかった。
G3 6-5
濁浪がパスで対処されてしまい、厚かましい借り手&媒介者でお相手のカヴーとライフレース。最後、ヘリックスでライフレースが狂わされ負け。
R3 青黒ライブラリーアウト 先手
G1 7-7
ラガバン、濁浪で勝ち。
G2 7-6
濁浪は水難で除去されたがラガバン、媒介者でクロックパーミッションを決めて勝ち。
このマッチアップはこちらが何もしなくても墓地を肥やしてくれるため、濁浪が出しやすく有利に感じた。
こちらが1ターン目にクロックを出し、ターシャズ・ヒディアス・ラフターだけ確実にカウンターするよう動ければ勝てそう。
R4 ヨーグモス医院 先手
G1 7-5
お相手がダブマリでリソースがなく、ラガバン対処されず勝ち。
G2 5-7
今度はこちらがダブマリでリソース足りず、グリスト&不死軍団を横に展開されて対処できず負け。
G3 7-7
こちら1ターン目ラガバンでお相手のグリスト、若き狼をパクって勝ち。2ターン目の絡み根を勇気を持って稲妻2発で対処したのが良かった。
R5 ID(青赤ストーム)
SE1 マルドゥバーン 後手
G1 6-7
火力だけでライフを焼き切られて負け。先手バーンはキツすぎ。
G2 7-7
狼狽の嵐などで火力をカウンターし、ラガバン、媒介者でクロックパーミッションを決めて勝ち。
G3 7-6
お相手のゴブリンガイドや速槍を除去し、カウンターを構えながらラガバン、媒介者でクロックパーミッションを決めて勝ち。
お相手の黒要素はメインの稲妻の骨精霊とサイドのラクドスチャームだった。
SE2 ヨーグモス医院 後手
G1 7-7
濁浪が対処されず勝ち。
G2 7-7
ラガバン、濁浪で勝ち。濁浪フルタップで返して異界の進化を否定の力で打ち消せたのが大きかった。
SE3 4C白日スケシ 後手
G1 7-7
ラガバン、濁浪でライフを残り3まで削り、バーディクトで流されたが稲妻本体で勝ち。
G2 6-7
お相手土地2でストップ。2ターン目の石鍛冶は邪悪な熱気で除去したが、殴打頭蓋は出されてしまう。借り手で殴打頭蓋をバウンスし、お相手のタルモ(2/3)とライフレース勝負。しかし、いつのまにかタルモが5/6まで成長し、反復で昂揚達成させて邪悪な熱気で除去を試みたところ墓地にソーサリーが落ちておらずタルモが6/7になってしまい除去不可に(こちら残りライフ6)。自分の盤面には借り手と昂揚達成した媒介者しかおらずタルモがブロックできずに負け。
G3 7-6
こちら1ターン目ラガバンの最高のスタート。2ターン目の媒介者を緻密で遅らされ、返しにチャリスX=1。手札の呪文が全て唱えられず負け。
SE3のG2でいくつか選択肢があったため記載する。
①殴打頭蓋をバウンス or 青魔除けでコントロール奪取
お相手が3ターン目に土地2枚で殴打頭蓋を構えており、邪悪な熱気を石鍛冶対象に撃って殴打頭蓋展開を強制させた後、借り手でバウンスか青魔除けで細菌トークンのコントロールを得るかの2択があった。次に3マナ目を引かれたことを考え、こちらのメインで殴打頭蓋をバウンスをしたがコントロール奪取でも良かったかもしれない。ただ、3マナ目を引かれた場合、3テフェリーを出されると厳しいので青魔除け構えでエンドが正しかったか。
※当時は早めに借り手を使ってクロックパーミッションをしたいと焦ってしまっていた。
②借り手への拘留の宝球をカウンター
タルモと借り手でダメージレース中に拘留の宝球を唱えられ、カウンターしたがそこは通しても良かったのかもしれない。結果的にはだが、カウンターしてしまったことで墓地にエンチャントが落ちてしまいタルモのサイズアップを手助け&後の邪悪な熱気が無効になってしまった。ただ、タルモとダメージレースを行えるクリーチャーが盤面にも手札にもおらず、借り手を失っていた場合は勝つ手段に乏しかったためこのプレイは仕方なかったような気はする。
③戦闘前メインフェイズに表現の反復
こちらのラストターンに、1/1の媒介者が戦場にいる状態で昂揚達成のため、戦闘前メインフェイズに表現の反復をキャスト。3枚からカードを選択している途中でタルモが6/7になってしまうことに気がつき悶絶。手札の邪悪な熱気では除去ができず、追加のクリーチャーもおらずで敗着となった。ここは明らかに自分のミスである。借り手だけでアタックしてお相手のライフを7にしておき、媒介者はブロッカーに回すべきだった。タルモ算を疎かにしていた自分を呪いたい。ただ、今回に限らず媒介者の強制アタックは失念してしまうことがあるため、戦闘前に昂揚達成させるか否かはよく考えてから実行したい。
今回のデッキリストは熟考した結果、直前のモダンチャレンジで結果を出していたメインに否定の力を2枚積んだリストを参考にさせてもらったがかなり好感触であった。
対抗呪文を構えながら濁浪を出したいのだが、どうしても不可能な場面があり、否定の力があればタップアウトしてもクリーチャーでない脅威を打ち消すことができるし濁浪への除去も対処できる。
今大会でも実際にこちらがタップアウトした返しにテフェリーや異界の進化などの脅威を打ち消すことができ本当に活躍した1枚だった。
謀神決定戦に参加する前に、3色目に白や緑をタッチした型を試していたがやはり青赤2色が安定しており良さそうだと感じた。
個人的には緑をタッチしてメインにレン6を採用した型が好みだが、緑を要求する兼ね合いでフェッチショックによるライフ損失がかなり厳しい。
また、最近では白タッチしてメインに虹色の終焉を採用した型が結果を残しており、置物に対しての対処能力が向上している点が好印象であった。
青赤2色では戦場に出てしまった置物に対して触れる手段が少ないため、今後の環境次第ではもう一度試してみても良いかとは思っている。
不思議なことではあるが、ここまでに上位のTierであるジャンドサーガや白青コン、ハンマータイム、エレメンタル、カスケードクラッシュ、リビングエンドにマッチアップしていない。
それだけ現環境が多様性に富んでいるということなのだろうか。
ジャンドサーガ、白青コン、エレメンタルは苦手なデッキなのでなるべくマッチアップしたくないが、いずれは倒さねばならない相手なので練習させて頂きたいところである。
今大会のように、一度のミスが敗着となり得るため、ミスをしないよう今後もプレイングを磨いていきたい。
1週間ほど経って記憶が薄れているため覚えていることだけ簡単に記載する。
決勝戦のG2は反省すべき点がいくつかあったため細かく振り返ろうと思う。
使用デッキは最近愛用している青赤濁浪でリストは添付図の通り。
32人でスイス5回戦後、トップ8によるSEでの開催となった。
青赤濁浪
R1 バント氷雪 先手○○
R2 トライバルズー 先手○××
R3 青黒ライブラリーアウト 先手○○
R4 ヨーグモス医院 先手○×○
R5 ID
32人中7位抜け
SE1 マルドゥバーン 後手×○○
SE2 ヨーグモス医院 後手○○
SE3 4C白日スケシ 後手○××
R1 バント氷雪 先手
G1 7-6→自分-お相手のキープした手札の数
お相手のデッキはコアトル、薄氷の上、シミックカラーの4マナで氷雪パーマネントの数のP/Tにチップで霜のブレスを内蔵したクリーチャーなど氷雪に寄せたデッキ。
お相手の脅威をカウンターしつつラガバン、濁浪でライフを削り切った。
G2 7-7
4マナの霜のブレス内蔵クリーチャーが邪悪な熱気の対処範囲外で着地してしまい2パン圏内だったが神ジェイスを囮に時間を稼ぎ、先にライフを削り切った。
R2 トライバルズー 先手
G1 7-6
ラガバン、濁浪で勝ち。
G2 7-7
2ターン目にドラコの末裔が出てきて対処できず負け。血編みや断片無き工作員の続唱もかなり厳しかった。
G3 6-5
濁浪がパスで対処されてしまい、厚かましい借り手&媒介者でお相手のカヴーとライフレース。最後、ヘリックスでライフレースが狂わされ負け。
R3 青黒ライブラリーアウト 先手
G1 7-7
ラガバン、濁浪で勝ち。
G2 7-6
濁浪は水難で除去されたがラガバン、媒介者でクロックパーミッションを決めて勝ち。
このマッチアップはこちらが何もしなくても墓地を肥やしてくれるため、濁浪が出しやすく有利に感じた。
こちらが1ターン目にクロックを出し、ターシャズ・ヒディアス・ラフターだけ確実にカウンターするよう動ければ勝てそう。
R4 ヨーグモス医院 先手
G1 7-5
お相手がダブマリでリソースがなく、ラガバン対処されず勝ち。
G2 5-7
今度はこちらがダブマリでリソース足りず、グリスト&不死軍団を横に展開されて対処できず負け。
G3 7-7
こちら1ターン目ラガバンでお相手のグリスト、若き狼をパクって勝ち。2ターン目の絡み根を勇気を持って稲妻2発で対処したのが良かった。
R5 ID(青赤ストーム)
SE1 マルドゥバーン 後手
G1 6-7
火力だけでライフを焼き切られて負け。先手バーンはキツすぎ。
G2 7-7
狼狽の嵐などで火力をカウンターし、ラガバン、媒介者でクロックパーミッションを決めて勝ち。
G3 7-6
お相手のゴブリンガイドや速槍を除去し、カウンターを構えながらラガバン、媒介者でクロックパーミッションを決めて勝ち。
お相手の黒要素はメインの稲妻の骨精霊とサイドのラクドスチャームだった。
SE2 ヨーグモス医院 後手
G1 7-7
濁浪が対処されず勝ち。
G2 7-7
ラガバン、濁浪で勝ち。濁浪フルタップで返して異界の進化を否定の力で打ち消せたのが大きかった。
SE3 4C白日スケシ 後手
G1 7-7
ラガバン、濁浪でライフを残り3まで削り、バーディクトで流されたが稲妻本体で勝ち。
G2 6-7
お相手土地2でストップ。2ターン目の石鍛冶は邪悪な熱気で除去したが、殴打頭蓋は出されてしまう。借り手で殴打頭蓋をバウンスし、お相手のタルモ(2/3)とライフレース勝負。しかし、いつのまにかタルモが5/6まで成長し、反復で昂揚達成させて邪悪な熱気で除去を試みたところ墓地にソーサリーが落ちておらずタルモが6/7になってしまい除去不可に(こちら残りライフ6)。自分の盤面には借り手と昂揚達成した媒介者しかおらずタルモがブロックできずに負け。
G3 7-6
こちら1ターン目ラガバンの最高のスタート。2ターン目の媒介者を緻密で遅らされ、返しにチャリスX=1。手札の呪文が全て唱えられず負け。
SE3のG2でいくつか選択肢があったため記載する。
①殴打頭蓋をバウンス or 青魔除けでコントロール奪取
お相手が3ターン目に土地2枚で殴打頭蓋を構えており、邪悪な熱気を石鍛冶対象に撃って殴打頭蓋展開を強制させた後、借り手でバウンスか青魔除けで細菌トークンのコントロールを得るかの2択があった。次に3マナ目を引かれたことを考え、こちらのメインで殴打頭蓋をバウンスをしたがコントロール奪取でも良かったかもしれない。ただ、3マナ目を引かれた場合、3テフェリーを出されると厳しいので青魔除け構えでエンドが正しかったか。
※当時は早めに借り手を使ってクロックパーミッションをしたいと焦ってしまっていた。
②借り手への拘留の宝球をカウンター
タルモと借り手でダメージレース中に拘留の宝球を唱えられ、カウンターしたがそこは通しても良かったのかもしれない。結果的にはだが、カウンターしてしまったことで墓地にエンチャントが落ちてしまいタルモのサイズアップを手助け&後の邪悪な熱気が無効になってしまった。ただ、タルモとダメージレースを行えるクリーチャーが盤面にも手札にもおらず、借り手を失っていた場合は勝つ手段に乏しかったためこのプレイは仕方なかったような気はする。
③戦闘前メインフェイズに表現の反復
こちらのラストターンに、1/1の媒介者が戦場にいる状態で昂揚達成のため、戦闘前メインフェイズに表現の反復をキャスト。3枚からカードを選択している途中でタルモが6/7になってしまうことに気がつき悶絶。手札の邪悪な熱気では除去ができず、追加のクリーチャーもおらずで敗着となった。ここは明らかに自分のミスである。借り手だけでアタックしてお相手のライフを7にしておき、媒介者はブロッカーに回すべきだった。タルモ算を疎かにしていた自分を呪いたい。ただ、今回に限らず媒介者の強制アタックは失念してしまうことがあるため、戦闘前に昂揚達成させるか否かはよく考えてから実行したい。
今回のデッキリストは熟考した結果、直前のモダンチャレンジで結果を出していたメインに否定の力を2枚積んだリストを参考にさせてもらったがかなり好感触であった。
対抗呪文を構えながら濁浪を出したいのだが、どうしても不可能な場面があり、否定の力があればタップアウトしてもクリーチャーでない脅威を打ち消すことができるし濁浪への除去も対処できる。
今大会でも実際にこちらがタップアウトした返しにテフェリーや異界の進化などの脅威を打ち消すことができ本当に活躍した1枚だった。
謀神決定戦に参加する前に、3色目に白や緑をタッチした型を試していたがやはり青赤2色が安定しており良さそうだと感じた。
個人的には緑をタッチしてメインにレン6を採用した型が好みだが、緑を要求する兼ね合いでフェッチショックによるライフ損失がかなり厳しい。
また、最近では白タッチしてメインに虹色の終焉を採用した型が結果を残しており、置物に対しての対処能力が向上している点が好印象であった。
青赤2色では戦場に出てしまった置物に対して触れる手段が少ないため、今後の環境次第ではもう一度試してみても良いかとは思っている。
不思議なことではあるが、ここまでに上位のTierであるジャンドサーガや白青コン、ハンマータイム、エレメンタル、カスケードクラッシュ、リビングエンドにマッチアップしていない。
それだけ現環境が多様性に富んでいるということなのだろうか。
ジャンドサーガ、白青コン、エレメンタルは苦手なデッキなのでなるべくマッチアップしたくないが、いずれは倒さねばならない相手なので練習させて頂きたいところである。
今大会のように、一度のミスが敗着となり得るため、ミスをしないよう今後もプレイングを磨いていきたい。
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